• HOME
  • 特集
  • ドクターによる最新コラム。お肌のターンオーバーとリカバリー

お肌のターンオーバーとリカバリー

M'sクリニック南麻布院長伊藤まゆ先生M'sクリニック南麻布で、消化器外科医と美容医療の経験をベースにアンチエイジングを中心とした診療を行っている、伊藤まゆ先生にお話を伺いました。

M'sクリニック南麻布院長 伊藤まゆ先生

本サイト、『美肌のレシピ』でもよく登場するキーワード、"ターンオーバー"。
肌のターンオーバーの周期、周期が乱れた時の対処法(リカバリー)について伺えますか?

肌のターンオーバーはおよそ28日周期、生理と同じような周期で行われています。
通常、同じサイクルで生活をしていればターンオーバーの周期はあまり崩れることはないのですが、たとえばゴルフや海水浴などで紫外線を急激に、もしくは長時間浴びたり、日焼け止めを塗らないで外でガーデニングをしていた場合には、その周期は崩れてしまうことでしょう。

ということは、紫外線は美肌の大敵、ということですね。
紫外線はどのように肌に影響するのでしょうか。

紫外線が入ってきたことにより、肌の表皮にある細胞は、紫外線の中の有害な成分を取り込み、守ろうとしてメラニンを作ったり角質を厚くします。また皮脂を分泌します。
紫外線の中の攻撃因子が皮膚の中に入ってくることによりうまれる活性酸素は、抗酸化物質によって除去されます。活性酸素がうまれる原因が多いとそれだけ、闘うための抗酸化物質がたくさん使われてしまうのです。これは、肌細胞のターンオーバーの周期をくるわせます。 ですから、このような肌にとってよくない変化があった場合には、抗酸化物質を摂るように心がけるとよいですね。また、紫外線やストレスなどにさらされる機会には、事前に予防的に抗酸化物質をとっておくのもおすすめですね。

抗酸化物質にはいくつか種類があるかと思いますが、伊藤先生のおすすめを教えてください。

抗酸化物質の代表的なものはビタミンA・C・EやCoQ10、αリポ酸、フラボノイド類。またプラセンタも抗酸化物質のように働きます。プラセンタはそれだけでなく、さまざまな機能のバランスを整える役割があり、女性にとって非常に嬉しい成分です。
代表的な抗酸化物質

内側からは抗酸化物質が効果的、ということですが、では肌の表面、外側からのケアで気をつけることは?

紫外線対策とこまめなケアを心がけて

まずは紫外線対策。日焼け止めもその状況に応じた強さのものを使うこと。できれば塗りなおしをきちんと行い、分泌された皮脂も脂っぽさを感じたらきちんと取り去るように心がけて。皮脂はそのままにしておくと酸化し肌に悪い影響を与えます。更に女性はメイクをしていますから、化粧品の油と混じり合いさらに肌に負担をかける結果に。でも脂を取り除いたままでは乾燥してしまいますから、その後にはきちんとした保湿が必要。特に夏は注意。汗をかいた後にエアコンの効いた部屋に入ると汗はひきますが、皮脂は肌に残っています。これをきちんとオフすることを忘れないで。
肌のターンオーバーを知り、きちんとケアすることを心がければ、肌のコンディションは良くなっていきます。
余分な皮脂を取り除き酸化を防ぎ、化粧水などで保湿をすることで、肌の呼吸がきちんとできるようになれば、にきびやシワ・シミなどが出来にくい肌になります。

なるほど。細かいケアをこまめに行うことで肌に与える影響は大きく変わってくるんですね。 では、ターンオーバーと同じく28日サイクルとされている女性のホルモン周期、いわゆる月経周期とお肌の関係について詳しく教えてください。

排卵期から月経までの間に高くなる黄体ホルモンは皮脂分泌を増加させるホルモンでもあります。 ということは、お肌のコンディションと月経の周期は連動することが多いですね。
黄体ホルモンが出てくる排卵から生理までの間は、毛穴の多いTゾーンやあごなどは皮脂の分泌が活発になるのできちんとオフしてくださいね。
逆に月経が始まると黄体ホルモンが下がって女性ホルモンが上がってきますので、肌の調子がよくなる人はこの辺りでよくなってくるのですが、黄体ホルモンが下がった時にぐっと乾燥に偏る方は肌のコンディションの波が激しいのでコントロールしにくく肌トラブルにつながってしまいます。ホルモン周期

ということは、肌のお手入れは毎日同じではダメ。
肌のコンディションに合わせたケアが必要になってくるわけですね。

月経前と後では、できれば洗顔料から化粧品まで、分けて使うのが理想的です。例えば、月経前は洗顔にはピーリング石鹸を使う、月経後にはしっとりと保湿効果のある石鹸を使うなど、工夫することで快適な状態をキープしやすくなりますよ。

月経時の肌トラブルは誰もが経験することですが、その他にも起こりやすい肌トラブルはあるのでしょうか。

その他にも、日焼けによって起こるトラブルに「乾燥」があります。
水分がたくさん出て行くと、補うために細胞の中や外から保湿成分が出てくる。弾力も失います。そうすると修復しなければならなくなり、そのために28日周期だったターンオーバーが、余計な仕事を抱え込むことになってしまうので、急に忙しく動き始めるんですね。角質がむけていったり、表皮のサイクルにも影響が与えられ、肌を修復するために周期が早まることも。

やはり紫外線対策は美肌のためにはとても大切だということですね。一夏に一度はうっかり日焼けをしてしまう、そんな女性も多いと思います。そんな場合はどのようなリカバリーが必要でしょうか?

事前に予防することが重要日焼けは肌にとっての異常事態。その状態が治っていく時に、いかにきちんと保湿をしてあげるか、抗酸化物質を摂ってあげるかがその後の状態にとても影響します。
それがきっかけで、にきびや角質・毛穴の開きなどのトラブルが起こってくることも。
不測の事態が起こる前には、事前に抗酸化物質を摂り予防することがとても重要です。

抗酸化物質は、サプリメントや手軽などリンクなどで日頃から予防的に摂取しておくと良いですね。 では、最後に普段のスキンケアで気をつけるポイントなどがあれば教えてください。

きちんとした洗顔で肌を本来の状態に戻すことがポイント

クレンジングはオイルかジェルか石けんかなどということで、よく話題になりますが、実は肌に合っていればこだわるポイントではありません。 肌に優しい成分のクレンジングがメイクをちゃんと落としきれていないとしたら元も子もないからです。重要なのはその後の洗顔なんです。クレンジング剤そのものを肌に残さないように肌に潤いを与えてくれるタイプの石けんや洗顔料を選びましょう。
そこが一番の基本。とにかく、一日の終わりには肌を「ニュートラル」に戻す、これが美肌の鉄則です。
ですからきちんとメイクやクレンジング料を落とせる洗顔料で、時間をかけて洗う。これが重要ですね。

きちんとした洗顔で肌を本来の状態に戻すことがポイントなんですね。
では肌をニュートラルに戻した後の肌のお手入れ方法で、伊藤先生のおすすめポイントがあればぜひ教えてください!

抗酸化物質が入っているものもおすすめ先程の話にもあった通り、基礎化粧品も月経前、後によって変えた方が良いのですが、 月経前にはさっぱり系の化粧水やジェルなどでお手入れをし、月経後には若干乾燥に傾きますから、保湿力のあるクリーム系のものや美容液をプラスする。
成分の内容によっても変わってきますが、トータルで使うのであれば抗酸化物質は総合で効くので抗酸化物質が入っているものもおすすめですね。
また、プラセンタなどの抗酸化物質は肌の酸化を防ぐ効果があるので、肌ストレスが軽減されるのでお勧めです。

M'sクリニック南麻布院長 伊藤まゆ先生

M'sクリニック南麻布院長 伊藤まゆ先生

消化器外科医と美容医療の経験をベースに、他に類を見ない独特な視点から、『体の内と外からの抗老化医療』をコンセプトにした診療を行っている。

M'sクリニック南麻布

住所: 〒106-0047 東京都港区南麻布5-2-9 インスタイル南麻布ビルディング R-2F
お問い合わせ: TE:03-5475-6770 FAX:03-3280-7780
公式HP:http://www.ms-clinic.net