ナノテクノロジーで生まれた奇跡の成分 フラーレン
先端技術による研究開発で、毎年のように新たな美容成分が登場し話題になっています。最近の話題といえば「フラーレン」と呼ばれるナノ分子。ダイヤモンドと同じ炭素同素体の総称で、その代表格であるC60は炭素元素60個が対称に配置されています。サッカーボールのように丸く、シンメトリーな球状の美しさに魅了される科学者も多いとか。
フラーレンはイギリスの研究チームによって偶然発見されました。炭素は人間にとってなくてはならない元素のため、教科書を書き替えるほどの画期的な大発見はノーベル化学賞の受賞対象になったほど。さまざまな分野でその可能性が期待されています。
フラーレンの威力は、美肌にも発揮されています。特に注目したいのが、優れた抗酸化性。フラーレンは別名「ラジカルスポンジ」と呼ばれていますが、ラジカルとは活性酸素など体に有害な物質を生み出す活性分子種のこと。体を酸化させる活性酸素は、老化の原因となる大敵! その活性酸素を生み出す種、ラジカルをスポンジのように分子レベルで吸収し、無害化してくれるのがフラーレンなのです。
フラーレンの抗酸化パワーは、なんとビタミンCの125倍。また、コラーゲンを生み出す力はプラセンタの800倍! さらにシミ、しわの原因となる黒色メラニンの生成を抑制して美白効果も発揮するというから、まさに化学技術が生んだ奇跡の成分と言えます。
水溶性フラーレンでみずみずしい肌に
優れた機能を持つフラーレンは、医薬品への研究も進んでいる最新成分。それだけに、当初は皮膚科や美容クリニックなどの医療機関でドクターズコスメとして使われるのみでした。しかし最近では一般化粧品にも配合されるようになり、化粧水や美容液、UVカット商品などさまざま商品が出回っています。
ところでこのフラーレン、化粧品化するのに1つの壁がありました。というのもフラーレンは水に溶けない性質があり、そのままでは体内に浸透していかないのです。そこでフラーレンを高度に精製し、水に溶けるように改良した「水溶性フラーレン」。水溶性フラーレンの誕生により、化粧品として実用化することが可能になったのです。
フラーレン配合化粧品は、優れた抗酸化力で肌にハリと弾力を与え、シミやくすみ、たるみを改善。美白効果も期待できます。




















