頭皮のかゆみ、フケは皮膚科に行くのも一つ

皮膚科を受診した方が良いフケ・かゆみとは?

「フケが気になる」「頭がかゆい」といった症状は、どなたでも一度は経験したことがあると思います。

頭皮が汗ばみやすい季節・蒸し暑い屋内などの環境が原因であれば、すぐに治まることがほとんどでしょう。

ですが、

「毎日きちんと洗髪しているのにフケが増える」
「シャンプーをいろいろ変えてみても頭のかゆみが消えない」
「頭皮に赤み・湿疹がみられる」

といった症状が続く場合は、頭皮に炎症などの異常が起きているかもしれません。

その状態を放置しておいたり、自己判断で正しくないケアをしてしまうと、症状の悪化、薄毛・抜け毛などを招く恐れもあります。

皮膚科で治療できる「頭皮の病気」

乾燥(皮脂欠乏)性皮膚炎

「細かくて乾いたフケが増える」
「頭皮が赤くなる、カサつく」
「頭皮のかゆみがひどい・痛くなる」

このような症状が出ている場合は、皮脂の欠乏による「乾燥性皮膚炎」の疑いがあります。
乾燥肌の悪化、「乾皮症」から炎症に進行したもので、冬など空気の乾燥した時期に症状が現れやすいといわれます。
また、洗髪のしすぎや、洗髪剤の洗浄力が強すぎて皮脂を落としすぎるのも原因のひとつとされます。

程度にもよりますが、乾燥性皮膚炎の症状は「皮膚科に行くほどじゃないかも」と思われがちなケースが多いようです。

しかし、放っておいて症状が悪化してしまうと、治療に長い時間がかかったり、別の感染症を起こすリスクも高くなります。

脂漏性皮膚炎

「洗髪してもすぐ髪がベタベタになる」
「湿り気のある大きめのフケが出る」
「頭皮を触ると油っぽい・臭う」

これらの症状は、脂漏性皮膚炎の特徴とされています。
環境やストレス、遺伝などの要因の他、皮膚の常在菌である「マラセチア菌」という真菌の一種も原因になると言われます。

皮脂が過剰に増えると、人間の皮脂を栄養とするマラセチア菌も増殖します。

増えすぎたマラセチア菌が、皮脂の分解過程で過剰な遊離脂肪酸を作り出し、それが炎症物質となって皮膚炎をおこすとされます。

食生活の偏りやホルモンバランスの異常など、マラセチア菌の増加につながるとされる原因は多くあります。

この皮膚炎は、菌の量を正常値まで抑えることが必要とされます。

専門医を受診し、検査や抗菌薬の処方などをしてもらうのがより良い治癒法と言えるでしょう。

接触性皮膚炎

「頭皮がかゆい・ヒリヒリする」
「頭皮が赤くなる・腫れや水泡ができる」

などの症状がある場合は、接触性皮膚炎かもしれません。

一般に「かぶれ」と呼ばれる皮膚の炎症が「接触性皮膚炎」です。
頭皮に、刺激性や毒性のある物質、またはアレルギー反応を起こす物質が触れると、炎症が起きます。

シャンプーなどの洗髪剤や、パーマ液、カラー剤などの成分が肌に合わなかった場合、一時的な接触性皮膚炎を発症しがちであるとされます。

なお、カラーリング剤などによるアナフィラキシーの報告もあるため、
一度使用して症状が出た物質などは頭皮に近づけないことが重要でしょう。
(※2015.10日本皮膚科学会
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/s20151028_kezomegaiyou.pdf

症状が重い場合はもちろん、アレルゲンを確認するためにも、「おかしい」と感じたら専門医に相談した方が良いでしょう。

アトピー性皮膚炎

この皮膚炎の場合は、頭皮だけでなく、全身のあちこちに「かゆみ」「湿疹」「乾燥」が現れます。

「頭皮が非常にかゆい」
「細かいフケが大量に出る」
「湿った大きいフケが出る」

など、頭皮に出る症状にも個人差があるようです。

この皮膚炎は通常、かかりつけの専門医を持って気長に治療していく必要があるとされます。

また、発症を促しがちな物質を調べる検査なども重要となるため、まずは医師の診察を受けることが大事でしょう。

皮膚科で処方される薬品について

頭皮の炎症に処方される薬品は、主に塗り薬などの外用薬と内服薬があるようです。

受診した専門医の判断で出された薬品でしたら、基本的に問題はない筈です。
しかし、慣れていない方や、副作用の話を聞いたことがあるという方は、不安に思われるかもしれません。

以下に、頭皮の皮膚炎治療に使われる主な薬品の効果と副作用をあげていきます。

ステロイド

○効果:皮膚の炎症を抑える優れた効果により、多くの皮膚疾患で外用薬として処方される薬品です。

○副作用:非常に強力な薬であるため、長期間の慢性的な使用などにより副作用が起こる可能性もあります。

「皮膚の萎縮により表皮が薄くなる」
「免疫抑制作用によってウイルスや菌などに感染しやすくなる」
「赤み・湿疹が出る」

などが副作用としてあげられるケースが多いようです。

また、治療を自己判断で中止し症状がぶり返す・悪化する(リバウンド)などの事例もあるとされます。

使用の際は、医師の指示をきちんと守り、早い治癒を目指すことが重要でしょう。

抗真菌薬

○効果:頭皮の症状で処方される場合、真菌(カビ)の働きを抑え、炎症の元となる物質の増加を防ぐとされます。
しっかりと効果を実感するまでに、やや時間がかかると言われます。

○副作用:外用剤としての使用では、まれに刺激や接触性皮膚炎などの反応があるようです。
が、特に重篤な症例などの報告はないとされています。

ただし、並行して他の薬品を服用・外用している場合は、相互作用を有する場合があるようです。

ご自身がお持ちの疾患と使用中の薬品があれば、あらかじめ必ず医師に伝えておきましょう。

抗ヒスタミン薬

○効果:主に内服薬として処方されます。
かゆみを抑える効果があります。
炎症を起こした皮膚や湿疹などの?き壊しによる症状の悪化や感染を防ぐとされます。

○副作用:眠気や口の渇きなどの症状が出る場合があるようです。

その他

処方される薬品の種類や量は、個人の体質や症状によって違います。
受診の際は、詳しい症状と一緒に現在の体調や飲んでいる薬、アレルギーの有無などをきちんと伝えていただきたいと思います。

また、処方薬の使用によって症状が悪化したり、別な症状が出たなどの場合は、間をおかずに医師に報告した方が良いでしょう。

まとめ

かゆみやフケは、きちんと原因を検査した上で適切な対処をしないと、思わぬ重篤な症状を招いてしまうこともあるようです。

ですが、頭皮のトラブルは、早めにきちんと皮膚科を受診すれば治療できるものが比較的多いとされます。

「ちょっとおかしいかも」と思ったら、信頼できる専門医に相談するのが、やはり一番の治癒方法かもしれません。

あと最低限シャンプーだけは頭皮に優しいもので刺激の少ないシャンプーや洗浄力の強すぎシャンプー変えることをおすすめします。

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